膝の痛みには冷やさず温める温熱療法!自分でできる血液の量と質の上げ方まとめ

あなたは腰や膝に炎症を抱えてはいませんか?
炎症とは、修復作業のことです。
炎症と血液の関係を解説した記事がこちらにありますので、ぜひ参考にしてみてください。

腰痛や膝の痛みの原因は、簡単に言えば炎症です。
炎症を抑えるためには血液の「量と質」を高めなければなりません。

そのために体を冷やさずに生活する温熱療法を取り入れた生活と、体の正しい使い方を覚えていくことが大切です。
体を冷やさず生活習慣を正していく、これが血液の量と質を高める秘訣となります。

その秘訣を包み隠さずご紹介しますので、ぜひ炎症で悩んでいる人がいたらぜひ教えてあげてください。

それではご説明します。

まずは血液に悪影響を与える要因や習慣を見ていきましょう

血行を良くするためには「冷え」から見を守らなければなりません。
血液の質を高めるためには、体に悪いものをいれてはいけませんが、これはあたり前のようで難しいことでもあります。

以下が我々が気をつけるべきポイントです。

  • 適正でない温度で過ごす
  • 栄養不足
  • タバコを吸う
  • 感染症
  • 冷たいものを食べる
  • 口呼吸をする
  • うつ伏せや横向きに寝ること
  • 片方の顎だけでものを噛むこと
  • 働き過ぎ

いかがでしょうか?
これらの項目をできるだけ避けることが、痛みを軽減する方法です。

それでは、具体的に何をするべきかをご説明します。
誰にでもできる方法なので、ご自身の生活スタイルと照らしあわせてみて、取り入れられるものは取り入れてみてはいかがでしょうか。

温熱療法で血液の量を増やして炎症を治そう!

1.口に入れるものは温かくする

まずは、体を温めて血行を良くする温熱療法からご紹介します。
今の日本では、冬でも冷たいものが食べられますし、夏は冷たくて魅力的な食べ物が倍以上売りだされます。

それらの冷たいものを日常的に食べていたら、体は冷えて血行が悪くなってしまいます。
だからこそ自分たちで進んで温かいものを口にするように意識していかなければなりません。

体温は常に一定に保たれるように働いていますので、冷たいものを口にすると、下がった体温を元に戻そうと体はエネルギーを無駄に消費してしまいます。

それだけではありません。冷たい食べ物は胃腸へと進み、寒さに弱い白血球をひやしてしまいます。
こうなると免疫において大切な役割をになっている白血球は、その仕事をまっとうすることができなくなります。

だからこそ、「口に入れるものは温かくして」から食べるように心がけましょう。

慣れれば美味しい!果物も温めてしまおう

「口に入れるものは温める」というのは、果物も例外ではありません。
試したことがある人は多くはないと思いますが、想像すると少し気持ち悪いかもしれません。

しかし、焼きリンゴなどがあるように、果物は温めると甘みが強くなり、少し食べ続ければすぐに慣れて美味しく感じるようになります。
フライパンなどにオリーブオイルをひいて温めたりして食べてみましょう。

バナナやぶどう、みかんがおすすめです。

「水は常温がいちばん!」…え?常温でもダメ?

「水は常温が一番美味しい!」と松岡修造さんが仰っていた気がしますが、実は温熱療法の観点から言えば、常温でもおすすめできません。
なぜなら、常温でも「体温より低い」からです。

「温める」の基準は基本的に体温より低いか高いか、であることを覚えておきましょう。
「健康になるためには何を食べるべきか」と考える方は多いと思いますが、そうではなく「健康になるためには冷えたものをどれだけ食べないか」と考えるようにすると、別の視点で健康を考えられますよ。

2.鼻呼吸を意識する

皆さんは、口をポカーンと開けて息をしている人を見たことはありませんか?
実はあれ、人から見て恥ずかしいだけではなく、健康にも悪い行為なんです。

息をする方法は、口で息をする「口呼吸」と鼻で息をする「鼻呼吸」があります。
本来するべき呼吸は「鼻呼吸」ですが、あなたは大丈夫でしたか?

口呼吸をすると、外の冷たい空気が直接肺に入ってしまい、体温が下がってしまいます。
それだけではなく、口の中の温度も下がり、乾燥するので菌が繁殖しやすくなってしまいます。
そうなれば、風邪を引きやすくなるばかりか、口臭まで悪化してしまうかもしれません。

しかし本来の呼吸である「鼻呼吸」ならば、その心配はいりません。
鼻には、鼻毛でホコリや菌などをキャッチして体に入る空気を綺麗にしてくれる機能もあれば、乾いた空気を温めて加湿してから肺に届けてくれる機能もあります。

鼻呼吸を心がけるだけで、風邪と体温が下がるのを防いでくれます。

3.「冷え」を避けて「温かい」を感じる

今は本当に便利な世の中になりましたね。
夏でもデパートやコンビニなどに入ればすぐに涼しくなれますし、そこでアイスのひとつでも買えばもっと涼しくなれます。

夏の電車やバスなどの移動手段においても涼しさが追求されているように感じます。
いや、むしろ少し時間が経てば寒いくらいだと感じたことはありませんか?

そうなんです。便利な世の中にはなりましたが、少し行き過ぎた感じがありますよね。
何度も言うように「冷え」を感じると、体はもとの体温に戻そうと無駄なエネルギーを浪費させてしまい、免疫力が低下してしまいます。

夏でもクーラーを使わずに我慢しろといっているのではありません。
温度設定を高めに設定して、「少し暑いな」くらいの温度を保つように心がけるだけで、心も体もお財布にも嬉しいはずですよ。

体を温めて血行を良くしたら、血液の質を高めよう!

4.大の字になって寝る

人は3分の1を寝て過ごすからこそ、寝る姿勢は吟味しなければなりません。

人の寝る姿勢には性格が表れるなど、うつ伏せで寝るのが落ち着くなど、人の寝る姿勢に関する話題で小1時間友達と盛り上がれます。
しかし、関節の痛みを改善するという観点から考えると、もっとも良い寝方は、あお向けで大の字になることです。

横向きやうつ伏せで寝ると、寝具で圧迫されてどうしても口呼吸になりやすくなってしまいます。
さらに、体の片方だけに負担がかかり続けると、骨格が歪む原因にもなります。

また、高すぎる枕など、自分に合っていない枕は使わないようにしましょう。
首にある太い血管が押しつぶされて、血圧が上がってしまう危険性もあります。

6.働き過ぎなず、しっかりと休憩をとる

人は常にあるエネルギーに押しつぶされていて、さらにそれに常に耐え続けています。
そのエネルギーとは、重力です。

人は常に下に向かって引っ張られていますが、私たち人間はそれに逆らうようにたった2本の足で立って正しい姿勢をキープし続けなければなりません。
中には重力に負けて、楽な姿勢(猫背)でいる人もいますが…。

基本的には人は常に筋肉を使って、自分の身体を支えています。
意識している人はいないかもしれませんが、これにはかなりのエネルギーを消費することによって姿勢を維持できているのです。

私たちの血液をつくっているのは骨ですが、その骨は骨格として私たちの体を支え続けています。
しかし、多くのエネルギーを消費し続けていると、血液をつくる能力がだんだんと落ちてしまいます。

だからこそ、たまには重力から逃げて体を休ませる必要があります。
重力から逃げる方法は横になるだけでいいので簡単ですね。

疲れたらあお向けになって10分でも寝っ転がるだけで、かなり疲労がとれるので、疲れたら休むことを心がけましょう。

6.太陽の光を浴びる

太陽の光は、植物にとっては光合成に欠かせない大切な栄養源です。
実は、私たち人間にとっても太陽の光は元気の源でもあるのです。

人の体の細胞一つひとつにはミトコンドリアという物質があり、これが元気を失うと私たちも元気がなくなり、体のいたるところに不調が出てきます。
そのひとつの症状として出るのが、腰や膝などの痛み・炎症です。

ミトコンドリアは太陽の光を浴びることによって元気を取り戻します。
太陽の光は、骨粗しょう症、結核、うつ病、不眠症にも効果的だと言われています。

1日に30分程度は浴びるように心がけましょう。
浴びるだけで健康になれて、しかもタダですから利用しない手はありませんね。

7.顎をバランスよく使う

あなたはガムを噛むとき、一番最初にどちら側の顎で噛み始めますか?

その顎があなたの「利き顎」です。
利き顎とは、ものを食べるときに無意識的に多く使ってしまう側の顎のことです。
要は手の右利き・左利きと同じことです。

利き顎ばかりを使ってしまう「片噛み」の問題点は、筋肉のバランスが狂い、顔面のバランスが崩れてしまうことです。
利き顎の筋肉は引き締まりますが、使われない顎の筋肉はたるみます。

そうなると、歯並びにも悪影響を与えて、せっかくの綺麗な顔が歪んでしまうのです。
両顎でバランスよく噛むことによって、顎の骨にある関節で白血球がつくられて、健康的な体へと近づけます。

まとめ

いかがでしょうか?
今回取り上げた温熱療法や習慣は、誰にでもできるものばかりです。

効果は腰痛や膝の痛みのみならず、体の不調を整えてくれる基本的な健康法です。
たまにこのまとめを見て思い出して、少しずつ生活のなかに取り入れてみてはいかがでしょうか。

  1. 口に入れるものは温かくする
  2. 鼻呼吸を意識する
  3. 「冷え」を避けて「温かい」を感じる
  4. 大の字になって寝る
  5. 働き過ぎなず、しっかりと休憩をとる
  6. 太陽の光を浴びる
  7. 顎をバランスよく使う

炎症を治したら、炎症が起こる原因を治しましょう

体を温めて炎症の治りを速める大切さはご理解いただけたでしょうか?
炎症を無理やり抑えるのではなく、血行を促進して、修復作業を早く終わらせてあげましょう。
そうすれば炎症は治まるはずです。

しかし、炎症が起こる根本的な原因を治さなければ、いずれはまた炎症が再発してしまう可能性があります。
根本的な原因とは、変形性関節症など、軟骨や椎間板がすり減ったり、変形してしまうことです。

こうした症状は手術によって治すことができますし、手術をすればかなり改善できます。
その反面、手術をしたにも関わらず、痛みが治まらなかったり、再発してしまうことも少なくありません。

炎症を抑えても、痛みの大元である関節や軟骨が異常をかかえていては痛みはぶり返してしまうのです。
軟骨には年々失われてしまうグルコサミンを外から補給することが効果的とされています。

軟骨の異常をサポートしてくれるグルコサミンのサプリメントなどがあるので、温熱療法と一緒に上手に活用して、腰や膝の痛みの根本的な原因を改善をするのもいいかもしれませんね。

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